3月5日、日本政府は中国・韓国全土からの入国者を制限することに決めました。そこで入国制限の内容やおよぼす影響について調べてみました。
現在の入国制限
これまでも日本政府は中国と韓国を対象とした入国制限をとってきました。しかし、特定エリアからの入国制限に絞っていたため、その有効性については疑問視されていました。
中国に対して
韓国に対して
いまは中国と韓国の特定のエリアだけの入国拒否なんだね。
また、2ヵ国から日本国内へは、日本全国どの空港からも入国が可能で、来日しても特に隔離されることはありません。そのため、国内で感染防止に努めても海外から感染者が訪れる可能性は十分にあると言えるでしょう。
それじゃあ穴の開いたザルみたいなものよね。
新しい入国制限
しかし、3月5日、日本政府は水際対策を強化することを決定しました。
具体的にはどういった内容なのかしら?
2ヵ国からの入国を成田空港と関西空港だけに限定をするんだね!
すべての入国者ということは日本人が中国や韓国から帰国しても隔離の対象になるってことね!でも要請ってことは強制力がないってことなのよね・・・
中国や韓国に国籍がある外国人は基本的に入国ができないということになるんだね。
韓国とイランは特に感染者数が急増してるから一部地域がさらに入国拒否の対象となるのね。
ビザ停止による入国制限はいつから開始?いつまで?
ビザ停止による入国制限は
の予定となります。
すでに取得したビザであっても停止になり、またビザ免除も停止されます。つまり上記期間中は中国籍と韓国籍の外国人は一切入国できません。また中国と韓国の2ヵ国に滞在した経歴がある外国人も同様です。
ただ、すでに入国済みの外国人については柔軟に対応するとのことなので、現在、観光目的で来日している方は心配する必要がないでしょう。
この措置、日本への留学生、特にいま帰省中のまま実家から日本に戻れない中国の学生さんとかはさらに面倒なことになるのでは。。中国と韓国に発行済みのビザの効力停止 | 共同通信 https://t.co/2JUEmLSQsP
— HattoriM (@HattoriM) March 6, 2020
日本のみならず世界各国でもビザ停止が進んでいるようです。
【1月31日更新】2月1日23時59分より、過去14日間に中国本土への渡航歴がある新規来国者はシンガポールへの入国とトランジットができない。中国パスポート保持者への新規ビザ発行を停止。14日間の休みで入国できるのは、国民と永住者、長期滞在ビザ(就労許可,学生ビザ,DP,LTVP) https://t.co/7L1gkNSznd
— うにうに (@uniunichan) January 31, 2020
マレーシア全体で日本人に対する新規学生ビザ発行一時停止、、、
もしこれで更新もできないってなったら俺マジで卒業できないんだけど https://t.co/zN58hC6sQm— Ohara (@papapapapa0517) March 5, 2020
オーストリアが中国人学生ビザを停止。 https://t.co/xLiom0kpLm
— buvery (@buvery) February 12, 2020
いまのところ日本政府のビザ停止は3月いっぱいとなっていますが、今後の感染の影響によってはさらに長引くことも考えられます。長引けば、学生の方はもちろんのことビジネスマンにも多大な影響が出てくるのは間違いありません。
まとめ
以上、中国と韓国からの入国制限についてまとめました。
少なくとも9日から今月いっぱいまで中国・韓国からの外国人の入国はできなくなります。
また日本人の入国に関しても、東京と大阪の空港のみに限られ、政府指定施設にて2週間の待機を要請されます。帰国を考えている方は可能であれば9日までに帰国されるのが好ましいでしょう。
ただ防疫の観点からだと、9日までは中国・韓国からの出入国が自由に出入りできてしまい隔離もされないので駆け込み入国で感染が拡大する懸念がありそうです。実際、この数日間のうちに慌てて移動している人が多いとも聞きます。また、日本国内に入国した際の2週間の隔離も「要請」とのことなので従わなくても罰則は特にありません。そのため、要請に従わずに外出する人も出てしまう危険性があります。せっかく行動するのであれば日本政府には徹底して行って欲しいと思わざるをえません。
現在、日本のみならず世界中でビザ停止などの入国制限の動きが広がっているようです。海外渡航の際は十分に事前の情報収集に注意する必要があります。
以上、お読みいただきましてありがとうございました。
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