こんにちは。なめろうです。
今回は、なめろうの実体験から賃貸物件の鍵交換についてセキュリティ上、最低限チェックして欲しいことをお話します。特に女性で賃貸物件に一人暮らしをされている方はぜひ読んでいただきたい記事です。
なめろうは、仕事の都合で事務所ビルのなかにオフィスを賃貸で借りています。
先日、新しいオフィスに引越しすることになったので、今まで借りていたオフィスを明け渡し、鍵を管理会社の担当者に渡しました。
そこで、管理会社の担当者に言われた言葉が、
「なめろうさん・・・これってここのオフィスに入居されたときに渡された鍵ですか?」
という言葉でした。
私が入居した後にビルの管理会社が途中で変わり、その担当者の方は新しい管理会社の方だったのです。
私が、
「はい、そうです。オフィスに入居するときに不動産屋さんから渡された鍵ですよ」
と答えると、その担当者の方は、
「契約書類を見ると鍵交換代をお支払いされているようですが、この鍵には鍵番号が刻印されていないので、これは鍵本体ではなくスペアキーですよ」
と言われました。
それを聞いて、えっ??と思い、ここからなめろうの
鍵交換代を払ったのに「鍵交換がされていない疑惑」
が生じてくることとなりました。
さらには、なめろうが持っている鍵がスペアキーということは、マスターキーである鍵本体は別にどこかに必ずあるはずなので、セキュリティに関してもまったくの無防備だったことが分かってしまったのです。
鍵には必ずそれぞれ独自の番号がある
なめろうが調べたところ、最近の鍵には必ず独自の鍵番号が設定されています。簡単に複製されないように鍵メーカーはその鍵番号によって鍵を管理していて、複製を作るときは鍵番号を元に複製します。鍵番号はキーの表面に刻印されています。
逆に言うと鍵番号さえ盗み見てしまえば、誰にでも複製できることになるので、簡単に合い鍵を作って侵入できてしまいます。そのため、鍵番号を見せないようにすることがセキュリティ対策で大切なことになります。
鍵番号を隠すカバーはネット通販で簡単に買えます。
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必ず鍵番号が刻印されているかチェック
まずは鍵に番号がちゃんと刻印されているかチェックしてください!
有料で鍵交換をした鍵には必ずこのような鍵番号が刻印されています。
通常、有料で鍵交換をしてもらった場合、なめろうのオフィスの鍵のように番号が記載されていないということはありません。まずは鍵に番号が刻印されているか確認をしてください。
もし鍵に鍵番号が刻印されていない場合はスペアキーの可能性
もし鍵に鍵番号が刻印されていない場合は、マスターキーは別にあってスペアキーの可能性があるか、鍵自体が交換されていない可能性があります。
セキュリティ上、大変問題があるので女性の方はすぐに管理会社などに連絡して鍵を交換してもらうようにしてください。また鍵の交換が完了するまでの間、不在時に誰かが中で侵入したり、待ち構えることもあるので、鍵屋さんに連絡して外側から南京錠などで鍵をかけるようにすることも考えてください。
結局、鍵交換はされていなかった!!
なめろうの場合、契約した不動産会社は某大手不動産賃貸会社のフランチャイズ代理店でした。その不動産会社に聞いても、2年前のことなので私に鍵を渡した人も退職して分からない、鍵交換をしたのにどうして鍵番号がない鍵が渡されたのかまったく分からないという回答でした。また、現在の管理会社にきいても他の入居者の鍵については鍵番号があるとのことなので、結局、なめろうの鍵にだけ鍵番号が刻印されておらず、交換されていないということになりました。
契約違反なので返金してもらう
契約した不動産会社に聞いても埒があかないので、フランチャイズ代理店の本部に電話をかけると、すぐにその不動産会社に連絡を取ってくれました。結論は、完全に契約違反なので、入居時に支払った鍵交換代は返金は当然ということになりました。
しかし、セキュリティの都合上、返金では収まらない問題も起こっていたと思うとお金に変えることができない怒りと恐怖があります。特に女性の方でしたら、何か起こってからでは遅いので気を付けていただきたいと思います。
鍵交換代を仲介業者が着服?
ビルのオーナーさんはビルの管理は管理会社に一任していたため、このようなことがあったのは知らなかったようでした。オーナーさん曰くは、管理会社か不動産会社か、その下請けで鍵交換などをやっている業者が着服したんだろうということでした。なめろうも恐らくそうではないかと思っています。
まとめ
今回、なめろうはたまたま管理会社の方のひと言によって、鍵交換がされていないことに気づき、鍵交換代を返金してもらうことになりました。しかし、そのことがなければ、鍵は新しいものに交換されてたものと思い込み何も知らずに終わっていました。そして費用の問題よりも、信用や安心安全というお金で計れないものが脅かされたことにショックを感じました。特に女性にとってみれば、あってはならないことでしょう。
不動産というのは素人では分からず、不当な請求やごまかしであっても、そういうものなのかなと飲み込んでしまうところがあると思います。そういうときは一度、以下に相談してみると良いと思います。
不動産の賃貸で困ったときの主な相談窓口
・消費生活センター 問い合わせ先:0570-064-370(全国統一番号)http://www.kokusen.go.jp/map/
・法テラス(日本司法支援センター) 問い合わせ先:0570-078374(PHS・IP電話からは03-6745-5600)https://www.houterasu.or.jp/
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